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| ゴン・・・!! 鈍い痛みが後頭部に走る。 またかよ。 気が付けば、暗めの堤防の下。
案の定囲まれてる。 1、2、3、・・5人くらいか。 ガキばっかりか。 たいしたことねえな。 ズキズキする後頭部を抑えながら立ち上がる。 血が出てないところをみると、塩ビパイプかなにかだろう。 大したことはない。 金で解決するのはまず却下。 金づるにされちまったら一生むしりとられる。 まず、逃げなきゃならない。 あとでバラけたところで一人ずつリターンマッチだ。 手段を選んでる暇なんて無い。 とことん追い詰めてやる・・・。追い詰めて一人ずつぶっ潰してやらあ。 サシなら絶対負けねえ。 殴らせてる間に機会をうかがうか。 一度でもなめられたらもうココでは生きていけない。 何とか警察が通りかかったときに逃げ切った。 わき腹に決められた蹴り一発はちょいダメージでかいな。 まあ、大したことない。 いつもの玉突き場へ向かう。 小学校高学年の頃、繁華街の奥にある玉突き場へ向かう途中、いつもこんな感じだった。 頭を触られると、つい反射的に首筋に力を込めてしまう癖がある。 それが大好きな女性でも。 嫌な癖だ。 頭には沢山の傷と縫い針の跡があった。 傷はふさがり、縫い針の跡も見えなくなった。 そして、妙な癖だけが残った。 高めの場所から突き落とされたときはマジでヤバかった 突き落とされた理由は何だったか。 確か、俺の目つきとソイツの仲間に入らなかったのが理由だった。 以来、ついつい背中を気にする癖がついた。カフェでも背中がガラ空きの場所は落ち着かない。 群れてるやつらが気に入らなかった。 傷舐め合ってるはヤツラは虫唾が走った。 独りでいるのが好きだった。 毎日、絵ばかり描いていた。 「オヤジ!!今日もナインボール頼むぜ。アメリカンルール? ガキだからって舐めんじゃねえ。ジャパンに決まってんだろぉ。 暇なら一本付き合ってくれよ。 今日も独りなんだ。」 |